海外FXのスワップ比較！トルコリラのスワップポイントをXMとAXIORYで比較してみた！

FXの取引を行う上で気になるのは為替の変動だけでなく、スワップポイントですよね。
特に、海外FXの場合、ハイレバレッジで取引できるのでロット数も多くなります。
必然的にスワップポイントも多くもらえることになります。

スワップの高い通貨として有名なのはトルコ共和国の通貨であるトルコリラです。
スワップ狙いをするならトルコリラで攻めたいところですが、変動が激しい新興国通貨にハイレバレッジで挑むのは注意が必要です。

しかし、ハイレバレッジを活かしてスワップポイント狙いの取引を行うことができるのも事実です。
そこで海外FXブローカーであるXMとAXIORYでスワップ狙いでどれくらい稼げるのかを比較・検証してみました！

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なぜスワップ狙いするならトルコリラなのか？

トルコリラがスワップ狙いで魅力的となる理由はズバリ！政策金利の高さにあります。
2017年以降の政策金利を比べてみます。

各国の政策金利を比較(単位:%)

	2017年2月	2017年3月	2017年6月	2017年12月	2018年3月
トルコ	8.00	8.00	8.00	8.00	8.00
日本	-0.10	-0.10	-0.10	-0.10	-0.10
米国	0.75	1.00	1.25	1.5	1.75
欧州	0.00	0.00	0.00	0.00	0.00

米国が利上げを開始し、2017年6月から1.25%に政策金利を上げていますが、それ以外の国では変化はありません。

<追記>2017年12月に政策金利を1.5%に変更し、さらに2018年3月に1.75%に上げています。

利上げを開始した米国の1.25%と比べてみてもトルコの場合は8.00%と6倍以上の金利差がありますね。

<追記>米国が順調に利上げしていることにより、トルコとの政策金利の差は約4倍程度まで縮まっています。
それでも依然としてトルコの政策金利の高さは際立っています。

日本や欧州と比べた場合は8倍の差があることになります。

この政策金利の差がスワップポイントに効いてくることになります。

政策金利が高い＝預金金利が高いとも言えますので、トルコで貯金していたら日本よりもはるかに大きな利子が受け取れることになります。

海外FXブローカーをスワップ狙いにオススメする理由

スワップ狙いをするのであれば国内FX業者よりも海外FXブローカーをオススメします。

理由はスワップ狙い＝長期保有となるからです。

しかし、トルコリラは新興国通貨であるため、細心の注意が必要となります。


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国内FXで長期保有する場合は追証のリスクが高くなる

トルコリラは新興国通貨のため、流動性が乏しいため為替の変動が非常に激しいのが特徴です。

年間の平均変動率は20%ほどにもなるため、長期保有する場合はこれだけの変動を考慮しながら運用する必要があります。

それだけ変動の大きい通貨が万が一、リーマンショックのような世界的な経済危機にさらされた場合を考えてみましょう。

スワップで稼ごうと考えた場合、レバレッジを上げることでさらに効率化できます。

しかし、国内FX業者の最大レバレッジの25倍で運用していて暴落が起こった場合は資金がゼロ円になるどころではなく、むしろマイナスになってしまう＝追証が発生する可能性があります。

レバレッジ高目で運用してしまっている時に深刻な経済危機が起こった場合、貴重な資産が一瞬で消えてしまうだけでなく借金まで背負うことになるかもしれないのです。

 icon-caret-square-o-right FXで大損・借金まみれになって破産しないための3つの注意点でFXに取り組む上でのリスク管理についてまとめていますのでご参考にしてください。

海外FXは追証なしのゼロカットシステムを採用している

海外FXの場合は最大レバレッジが400倍～最大3000倍の業者まであるため、国内FXと比べると非常に大きなレバレッジをかけて運用することができます。

スワップ狙いにおいてレバレッジをかけて運用できることは確かに大きなメリットと言えますが、国内FXのレバレッジ25倍ですら通貨の暴落が起こった際には追証のリスクがあるため、海外FXのハイレバレッジトレードはさらにハイリスクに感じてしまいますよね。

しかし、海外FXブローカーでは万が一、リーマンショック級の世界的金融危機が起こったとしても追証なしのゼロカットシステムを採用しているため、入金している証拠金以上の損失が発生することはありません。

つまり、運用資金がゼロ円になることはあってもマイナスになる＝借金を背負うことはないのです。

国内FX業者の場合は急な価格変動によって追証が発生した場合はマイナス金額分を支払う必要があります。
これによって多くの方が多額の借金に追い込まれてしまったのがスイス・フランショックですね。

FX＝リスクが高いというイメージを持たれているのもこういった事情があるからですが、追証により多額の借金を背負うリスクを無くしてくれるのが海外FXのゼロカットシステムという非常に安心できるセーフティ機能なのです。

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海外FXブローカーを利用した場合のスワップ比較

スワップ狙いは海外FXブローカーを利用することで追証のリスクを無くすことができることはわかりましたね！ 次は、私が口座を持っているXMとAXIORYでスワップポイントの比較をしてみます。

XMを利用してEUR/TRYを売った場合

MT4でEUR/TRYのスワップレートを調べてみると100.47でした。
売り建て通貨数を10000通貨とすると計算式は下記のようになります。

スワップ計算

スワップ＝(1ポイント/為替レート) × (通貨数×スワップレート)×EUR/JPY
　　　　＝(0.00001/4.9189) × (10000×132.11)×130.844 = 351円

10000通貨で323円のスワップがもらえますので、為替変動の影響がほとんどないと考えてみると1ヶ月で10542円のスワップがもらえることになります。

XMを利用してUSD/TRYを売った場合

スワップ計算

スワップ＝(1ポイント/為替レート) × (通貨数×スワップレート)×USD/JPY
　　　　＝(0.00001/4.0026) × (10000×90.71)×106.52 = 241円

10000通貨で241円のスワップがもらえますので、為替変動の影響がほとんどないと考えてみると1ヶ月で7242円のスワップがもらえることになります。

AXIORYを利用してEUR/TRYを売った場合

AXIORYの場合で変わってくるのはスワップレートとなります。
その他の条件は全く同じと仮定し手計算します。

スワップ計算

スワップ＝(0.00001/4.9189) × (10000×57.48)×130.844 = 152円

AXIORYの場合は10000通貨あたり152円のスワップがもらえます。
1カ月当たりのスワップは4581円となります。

AXIORYを利用してUSD/TRYを売った場合

スワップ計算

スワップ＝(0.00001/4.0026) × (10000×45.65)×106.52 = 121円

10000通貨で121円のスワップがもらえますので、為替変動の影響がほとんどないと考えてみると1ヶ月で3644円のスワップがもらえることになります。

XMとAXIORYのスワップポイント比較

	1日当たりEUR/TRYスワップ	30日当たりEUR/TRYスワップ	1日当たりUSD/TRYスワップ	30日当たりUSD/TRYスワップ
XM	351円	10542円	241円	7242円
AXIORY	152円	4581円	121円	3644円

XMとAIORYはどちらも海外FXブローカーですがEUR/TRYとUSD/TRYの両方でXMの方がAXIORYよりも約2倍多くスワップポイントをもらえることになります。

ちなみに今回最新レートに変更してスワップの確認を行いましたが、XMはスワップが変動しているのに対し、AXIORYではスワップの変動がありませんでした。
AXIORYではスワップポイントを固定レートで設定しているのかもしれませんので参考までに覚えておいてください。

スワップポイントの比較結果としてはXMとAXIORYで約2倍の開きがありましたので、スワップ狙いをするのであればXMを使うべきですね。

実際に計算してみると、予想以上にスワップポイントに開きがあることが分かったのは大きな収穫です。
XMであればEUR/TRYを1万通貨ショートポジションを持つことで1カ月当たり1万円以上のスワップポイントがもらえるのはかなり大きいですね。
1lotであれば10万円以上ですか。

絶妙なタイミングでショートを決められて長期保有に持ち込めたら、かなり夢のあるポジションになりそうですね。

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スワップポイントの差を利用した裁定取引

XMとAXIORYのスワップを比較すると約2倍の開きがあったわけですが、スワップに差があるということはスワップポイントの大きい業者と小さい業者の差を利用することでリスクなくスワップポイントを稼ぐこともできます。

スワップポイントの大きい業者では売りでスワップを稼ぎ、スワップポイントの小さい業者では買いでスワップを払うことで為替の変動を無くしてスワップ差の分だけ利益を出すことができます。

ただし、XMの買いスワップは-177.93で円になおすと-572円、AXIORYの買いスワップは-145.12で-466円でしたので、少なくともXMとAXIORYを用いて裁定取引を行うことは無理ということが分かりました。

国内業者であればもう少しスワップの差があるのかもしれませんが、トルコリラで裁定取引を行おうとするとマイナススワップの方が大きくなってしまうケースが多いようですので、少し難しいかもしれません。

まとめ

トルコリラの高金利を利用したスワップトレードはXMを利用すると10000通貨で1日あたり300円以上ももらえることが分かりました。

AXIORYの場合は150円ですので、スワップポイントで選ぶならXMで決まりです。

さらに海外FXは国内FXよりもハイレバレッジで運用することが可能ですので、より少ない証拠金で同じスワップをもらうこともできますし、同じ証拠金でより大きなスワップを得ることもできます。

しかし、私が海外FXブローカーをオススメしている最大の理由は追証のリスクを無くすことができるゼロカットシステムにあります。

トルコリラは為替変動が非常に大きい通貨ですので、国内FXを利用したトルコリラの長期保有によるスワップトレードは追証の大きなリスクを抱えています。
投資活動はリスクを取ることで大きな利益を生むことができますが、カットできるリスクはカットしておく方が良いですよね？

海外FXと国内FXの違いを理解して、リスクは最小限に抑えながらスワップ狙いのトレードをしてみてはいかがでしょうか。

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