オバマケア代替法案撤回でどうなる来週からの世界経済?
土曜の夜はトランプ氏が公約に掲げていたオバマケア代替法案に関する集会が行われており、事前に「オバマケアに関して95%の賛成を得られている」という情報があったものの結局終わってみればオバマケア代替法案は撤廃、トランプ氏の敗北に終わりました。
トランプ氏は「オバマケア代替法案」を公約として掲げてクリントン氏と争った部分もありますので、今回のオバマケア敗北はトランプ政権にとって結構大きな意味を持つように感じています。
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来週からの相場への影響は
私はオバマケア代替法案が持つ意味についてそれほど深く考えてはいなかったのですが、米ダブルライン・キャピタルのジェフリー・ガンドラック最高経営責任者(CEO)はオバマケア代替法案が通過できなければ、他の全てについても疑問符がつく、と懸念を抱いております。 このジェフリー・ガンドラックという方はダブルライン・キャピタルのCEOなので、投資会社の最高経営責任者です。 そんな方が警告している事態=オバマケア代替法案撤廃となってしまった事実は深刻に受け止めるべきなのかもしれません。 元々、トランプ政権に代わってなにか大きな改革が行われた訳ではありませんでした。 トランプ氏が大統領に当選してドル円は100円を割れそうなところから一気に円安が進み一時118円台まで強含みました。 でも、これはトランプ政権への期待の表れであって、今後の改革による世界経済への影響を期待したものと言えます。 トランプ氏は大規模な税制改革も行うと公言していますが、今回のオバマケア代替法案撤廃によって税制改革についても黄色信号が灯ったと言えます。 大統領になったからと言って独裁政治を行えるわけではないので、大規模な税制改革とうたっておきながら蓋を開けてみればそれほどでもなかった、なんてことも考えられます。 ダウは更なる高値を目指す動きからもみ合い、調整相場入りしています。 これはすなわち「ここがピーク」である可能性があるということです。ドル円はどちらに進む?
ドル円のチャートを見ている限りはピークアウトして円高方向に進みそうな雰囲気を出しています。 私としてはオバマケア代替法案を契機に円安相場が再来することを期待していたのですが、結果としては撤廃となりましたので、私の期待は外れたということになります。 こうなってくるとドル円は111円台でも当初からするとまだ高い位置にあると言えます。 そこを鑑みて、これからは素直に売り目線で取引を進めていこうと思います。 結局トランプ氏に振り回されてばかりの取引となっていますが、そろそろ上手く乗りこなしていきたいところです。 それでは。スポンサーリンク