北朝鮮リスクは来週までいったんお預け
先週土曜日は北朝鮮で故金日成の生誕105周年を記念する軍事パレードなどが行われ、米国と北朝鮮との間の緊張が高まり、リスク回避の流れが急速に進んでいました。
ちょうどここにイースターも重なったため、ポジション調整の圧力も加わってしまったためにかなり円高が進行、米国10年物国債金利も大幅に低下してしまいました。
米国と北朝鮮の間で一触即発な雰囲気が流れていましたが、北朝鮮が16日未明に発射したミサイルが失敗に終わった際も特に摩擦は起こらず、何事もなく週明けを迎えることができました。
スポンサーリンク
スポンサーリンク
スポンサーリンク
目先は衝突回避も4/25は再び緊張が高まる恐れ
ひとまず先週のような緊張感の高まりは薄れるかもしれませんが、来週の4/25は朝鮮人民軍創設記念日となっており、むしろこちらで核実験などが行われる可能性もあります。 そうなってしまえば、今度こそ衝突は不可避なものとなる恐れがあります。 米国と北朝鮮がやりあっても北朝鮮に勝ち目はないと思いますが、強気な発言を可能としているのは近隣諸国へ甚大な被害を起こすだけの軍事力を持っているからでもあります。 いくら米国が力を持っているとはいえ、両国が衝突すれば韓国での人的被害は避けられないでしょうし、米国の同盟国とみなされている日本も例外ではありません。 これだけの危機が迫っているというのに、日本では報道もそこそこで実際に危機感を感じている方はほとんどいないのでしょうね。 かくいう私もニュースは注視していますが、やはりどこか他人事な感もぬぐい切れません。 それだけ日本が平和な国だということかもしれませんが、平和ボケしているのかもしれませんね。有事のドル買いは今回は全く見られず
私は投資経験は数年程度ですので有事には円高が進むものと思っていましたが、今回のケースだと日本は円安が進んでおかしくないはずなのに円高方向にシフトしています。 まぁ、当事者が米国と北朝鮮であると考えるならばドル売りの円買いなのかもしれませんが、日本も他人事でいられるわけではないことを考えれば円安が進んでもおかしくないはずなのです。 なのに全通貨に対して円高が進んでいますのでなんとも釈然としません。 世界の判断としては安全通貨は円という判断が下された、ということなのでしょうか? なんにしてもまだ完全に地政学的リスクが後退したわけではありませんし、GWも目前に迫っていますので、海外組の手仕舞い売りが始まります。 そう考えるとここでいったんピークアウトしてしまうと考えるのが無難なのかもしれません。 株価にしろ、為替にしろ、この辺りで下げ止まって欲しい物です。スポンサーリンク