米国と北朝鮮による地政学的リスクに因る円高の進行
先日の米国によるシリア爆撃以降、地政学的要因によるリスク回避の動きが強まっています。
今月15日の「故金日成主席生誕105周年」、25日の「朝鮮人民軍創建85周年」など北朝鮮でのイベントが控えているため核実験などが行われる可能性があります。
このイベントに際し、米国は原子力空母のカール・ビンソンが派遣されました。
米国は北朝鮮の挑発行為に対して強行手段に及ぶことも辞さない考えですので、投資活動云々抜きにしても注視していくことが大事だと思います。
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リスク回避の動きは日本時間に限らず、ニューヨーク時間でも継続
本日の日経は序盤はじり高の様相を呈していましたが、徐々に下げ幅を広げました。 しかし、終わってみれば徐々に切り上げ-50円で引けました。 ロンドン時間では少しづつ円高が進行していましたが、ニューヨーク時間に入ると一気に円高が進行し、とうとう5カ月ぶりの1ドル110円を割れてしまいました。 こうなると円高の進行は食い止めることはできず、現在は109.7円前後を推移しています。 ここのところ為替は乱高下していましたが、110円割れへのトライが2度ありましたが、どちらも綺麗に反転しました。 そのため、この110円をサポートとしてストップロス設定が多かったのでしょう、110円を割れてからは一気に円高が進行しました。 割れたら早いと思っていましたので、ここは上手いこと乗っかることができました♪この地政学的リスクは客観視していていいのだろうか?
今回の地政学的リスクは米国と北朝鮮での緊張の高まりですが、日本は安保理の関連から自衛隊派遣の可能性があります。 これって、日本は米国側とみなされると言えますよね? 大陸間弾道ミサイルは当然日本も射程距離に入っていると思われますので、米国の同盟国とみなされれば日本への被害も十分に考えられるわけです。 私は今日、原子力空母が派遣されていることを知って、「地政学リスクが~・・・」なんて為替視点で見ている場合ではないな、と感じました。 だからと言って何ができるわけではありませんが、今、日本を取り巻く環境が非常に危うい状況になっているということは理解できましたので、情報収集は欠かさずに行い、私個人としてどう対応すべきなのかを考えていかねばならないと感じています。 なかなか難しい話ではありますが、気にかけるとかけないでは変わってきます。 不安な週末となりますが、何事もなく過ぎることを祈っています。スポンサーリンク